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頸椎や腰椎の病気で手術を考えるとき

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頸椎や腰椎の病気で手術を考えるとき

 手や腕のしびれ、痛み。力が入りにくい。歩くと足のしびれ、痛みがでる、足の力が抜けて歩きづらい、の症状がある時、脳を心配して、皆さん来院されます。もちろん、脳梗塞や小さな脳出血のこともありますので、脳MRI検査を行って、脳の病気を除外することも必要ですが、脳神経外科でも脳・神経外科として頸椎や腰椎からくる神経の病気も診察、診断、治療を行うのをご存じでしたか。頸椎椎間板ヘルニア、後縦靭帯骨化症、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症などです。また時に糖尿病や炎症などによる末梢神経障害のこともあります。


 突然、悪化して取り返しのつかなくなることも少なくない、脳の病気でなければ、これらの首や腰、末梢神経の病気の場合、症状の軽い場合には薬剤や理学療法を続けて良くなることが多いのです。しかし当初から、あるいは進行して、仕事や日常生活に支障が生じている、長く治らなくて困っている場合、これらの脊髄の病気は神経外科の手術でとても良くなる病気です。筋力低下が生じている場合は長くなると治らなくなるので、早めの手術をお勧めします。


 首や腰の神経にかかわる手術というと、とても怖い、という印象をお持ちかと思います。でも、脳神経外科の首や腰の手術の特徴は、脳の手術と同じように顕微鏡を使用して、小さな切開で、神経症状が生じている部位を的確に診断して、その限局する病変を取り除きます。多くの手術は1時間半程度、その日に座って食事、翌日には歩行。術3日で退院される方もいらっしゃいます。侵襲が少ないので高齢の方でも大丈夫です。テニスやゴルフなどのスポーツができない、好きな登山ができない、長く歩けないので旅行にいけない、など趣味で困っている人も是非ご相談ください。


町田脳神経外科 矢吹 明彦 先生

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